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海外旅行では水に気をつけて
日本では、蛇口を捻って出てきた水を、当たり前のように飲むことができます。
しかし、ほとんどの国では、水は買うものであり、水道水を飲料水として使用することができません。
この記事では、「なぜ海外の水は飲むことができないのか」を解説するとともに、海外旅行に行った際に確実に気をつかたほうが良い水についてのポイントを紹介します。
海外旅行の際、水に気を付けないと、楽しい旅行のはずが2泊3日トイレ旅行になってしまいますよ。笑
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日本の水の水準の高さ
なぜ日本では水道水が飲めるのでしょうか?
それは、水質検査の基準が非常に高く、それをクリアしているからです。(日本の水質基準は世界トップクラスです。)
検査項目では、「大腸菌」「水銀」「カドミウム」「農薬類」などが混入していないかどうかチェックされています。
また、日本の水処理では塩素を使用されており、きちんと細菌処理がされているため、水道水を飲むことができます。
各国の主な水質基準の比較
国 基準値
WHO 100mL中に検出されてはならない
アメリカ 5%以下
日本 検出されないこと」
国 基準値
WHO 0.001mg/L
アメリカ 0.002mg/L 無機水銀として
日本 0.0005mg/L」
国 基準値
WHO 0.01mg/L
アメリカ 0.05mg/L
日本 0.01mg/L」
海外で水道水は飲めるの?
水質基準や水の処理を基準出来ない国がたくさんあります。(発展途上国は、ほとんど飲むことができません)
水道水を飲むことができる国はありますが、国土交通省の発表によると、わずか15ヶ国ほどになります。
そして、”飲むことが出来る”とされてはいますが、先ほどのデータの通り、各国によって水質基準が異なるため、可能な限り水は購入するほうがよいでしょう。
水に対する海外旅行での鉄則
海外の水道水は日本のものとは全く別物であることが分かったと思いますが、
”蛇口から出てきた水を飲まなければいい”という訳ではありません。
見えないところで、水道水を摂取してしまっている可能性があるからです。
実際に私は、水道水に注意していたのに何度も水に当たってしまったことがあります。
そこで、これから海外旅行中に注意するべきポイントを紹介していきます。
買ったペットボトルは、本当に市販の水ですか?
大手のコンビニやスーパーで販売されている水であれば、メーカーが出している水ですので、安心して飲むことができます。
しかし注意して欲しいのは、露天などで水を購入したときです。
未開封の水を販売していることがほとんどですが、悪質な露天だったら、空のペットボトルに水道水を入れて販売してきます。
実際、私もそれに引っかかり、一日中ホテルのトイレから出ることができませんでした。。。
ペットボトルは未開封か、一度開封したものかが分かる構造になっていますので、購入したペットボトルを開封するまえにキャップの部分を確認する癖をつけましょう。
レストランで出てくる氷に注意
海外のレストランでは水を購入することが当たり前になります。水道水が飲めないので、無料という訳にはいきませんもんね。
それと同じで、レストラン側は氷屋から純水の氷を購入しています。
しかし中には、水道水をレストランの製氷機で凍らせ、それを客に提供していることがありますので注意してください。
念のため、氷抜きでドリンクを飲むことをおすすめしますが、綺麗な氷かどうかを見分ける方法がありますので紹介します。
綺麗な氷か確認する方法
自宅で製氷した氷は、真ん中が少し白くなっていますよね。
対して、コンビニやスーパーで購入する氷は、全て透明ですよね。なぜ差が生まれるのでしょうか。
白く濁る原因は、空気や不純物が含まれているからです。凝固点(固まる温度)は、液体や物質によって異なります。
そのため、純水から先に凍っていき、残った不純物や空気が取り残されて真ん中に集まっていきます。
つまり、透明な氷=綺麗な水で作られた氷 ということなんです。
氷屋で製氷する水には、不純物が含まれていないか、凍らせた氷の不純物を取り除くために、真ん中をくり抜く処理をします。
このことから、レストランで提供された氷の真ん中がくり抜かれているor白く濁った部分がなければ、しっかりとした水で製氷されたものだと安心することが出来ます。
生野菜には注意
生野菜自体には衛生面は問題がなくても、生野菜を洗う際、水道水を使用している可能性があります。
少量の水ですので、お腹が強い方はお腹を下すことは少ないですが、お腹が弱い方は生野菜を避ける方がよいでしょう。
また、ローカルなレストランであれば生野菜には注意するべきですが、大衆店より上のランクのレストランであれば、衛生管理はしっかりと行われています。
生野菜を食べたい時はお金で安全を買っているのだと思って、少し高級店に出向くほうが良いでしょう。
”水は蛇口をひねれば飲める”というのは日本人にとっては一切の違和感のない常識ですが、海外の人たちにとってみればそれは非常識になります。
海外旅行では、日本基準で物事を考えず、現地基準で物事を考えるようにしましょう。
そのギャップがしんどいと思うこともありますが、大変だからこそ・自分の価値観が覆されることこそが、海外旅行の醍醐味ではないでしょうか。
価値観のギャップを楽しめるようになると、視野が広がり、最高に楽しい海外旅行を満喫することができます。
ぜひ、楽しんで。
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